こんにちは、軽貨物ノート運営者のケンです。
軽貨物はいくら稼げるのか調べている方は、軽貨物ドライバーの年収、月収、手取り、業務委託、正社員、副業、月収50万、月収100万、宅配、企業配、経費、未経験でも稼げるのか、やばいと言われる理由など、かなり幅広い不安を抱えているはずです。
求人では月収50万円以上可能と書かれていても、それが売上なのか手取りなのかで生活の見え方は大きく変わります。
この記事は、現役軽貨物ドライバー(企業配メイン)のケンが、自身の企業配2社での経験と、業界で見聞きした宅配委託のリアルをもとに解説します。
飲食店経営20年から軽貨物(企業配)へ転身し、第一委託先での契約ミス(登録料15万円の悪条件契約)で手取りを大きく減らした経験と、第二委託先への移籍で月収・時給ともに改善した経緯を、すべて実体験ベースでお伝えします。
結論からお伝えすると、軽貨物は業務委託なら月売上30万〜70万円前後を狙える仕事です。
ただし、実際の手取りは経費や税金を引いたあとで、一般的には月20万〜45万円前後が現実的な目安になります。
そして企業配(固定報酬)の月収は委託先次第で21〜37万円と倍近い差が出るのが、私の実体験から得られた最も重要な知見です。
大切なのは、月収ではなく、最終的に手元に残るお金で判断することです。
この記事でわかること
・軽貨物の月収・年収・手取りの目安(業務委託・正社員・副業別)
・企業配の月収21〜37万円のリアル(ケンの2社実数値)
・月収50万円・100万円を狙う条件と現実
・宅配(個建て)と企業配(固定報酬)の違いと選び方
・経費・契約条件・未経験者が注意すべきポイント
目次
軽貨物はいくら稼げる?収入相場の全体像

まずは、軽貨物ドライバー全体の収入相場を見ていきます。
ここで大切なのは、求人やSNSで見かける月収が、必ずしも手取りではないという点です。
軽貨物の収入は、働き方、案件、エリア、稼働日数、配送効率によって大きく変わります。
そのため、平均だけを見て判断するのではなく、自分がどの働き方を選ぶのか、どれくらい稼働できるのか、毎月どの程度の経費がかかるのかまでセットで見る必要があります。
軽貨物ドライバーの年収相場
軽貨物ドライバーの年収は、働き方によってかなり幅があります。
正社員として働く場合は年収300万〜450万円前後、業務委託や個人事業主として働く場合は年収350万〜600万円前後がひとつの目安です。
高稼働で高単価案件を取れる人は、年収600万〜900万円前後を狙えるケースもあります。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、地域や案件、稼働日数によって変動します。
都市部は荷物量が多く、宅配や企業配の案件を取りやすい傾向があります。
一方で、駐車場代やガソリン代、渋滞による時間ロスが増えやすい面もあります。
地方は都市部ほど荷物量が多くないこともありますが、競争が少ないエリアや企業配の固定案件を取れれば安定しやすい場合もあります。
つまり、軽貨物の年収は単純に都会なら高い、地方なら低いと決まるものではありません。
案件の質、稼働ルート、契約条件、経費率のバランスで大きく変わります。
| 働き方 | 年間売上・年収目安 | 年間手取り目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 正社員 | 300万〜450万円前後 | 240万〜360万円前後 | 安定しやすいが上限は低め |
| 業務委託・一般層 | 400万〜600万円前後 | 280万〜450万円前後 | 稼働量と案件次第で伸ばせる |
| 業務委託・上位層 | 600万〜900万円前後 | 450万〜650万円前後 | 高稼働・高単価案件が必要 |
| 副業 | 60万〜240万円前後 | 40万〜180万円前後 | 本業との両立が前提 |
軽貨物で年収1,000万円という話も見かけますが、個人ドライバー1人で安定的に到達するのはかなり難易度が高いです。
現実的には、直接契約、高単価チャーター便、複数案件の組み合わせ、法人化、複数台運営などが絡んでくる水準だと考えた方が安全です。
年収1,000万円という表現を見ると夢がありますが、その数字が売上なのか、所得なのか、手取りなのかは必ず分けて考えてください。
個人事業主の場合、年商1,000万円でも、経費や税金、社会保険料を差し引いたあとの生活費はまったく別の数字になります。
私としては、これから軽貨物を始める方には、いきなり年収1,000万円を目標にするより、まずは月の手取り25万〜35万円を安定させることをおすすめします。
そこから配送効率を上げ、固定費を見直し、案件を組み替えて、手取り40万円、50万円と段階的に伸ばしていく方が現実的です。
年収を見るときのポイント
軽貨物の年収は、給与所得ではなく事業の売上として語られることがあります。
年収や月収という言葉だけで判断せず、経費を引いたあとの所得や手取りまで確認しましょう。
生活設計を考えるなら、年間売上よりも年間手取りの方が重要です。
軽貨物の年収についてさらに詳しく知りたい方は、軽貨物ドライバーの年収はいくら?収入実態と稼ぐコツも参考にしてください。 こんにちは、軽貨物ノートを運営しているケンです。 軽貨物の年収を調べている方の多くは、平均年収だけでなく、手取り、月収、個人事業主、業務委託、正社員の違いまで気になっているはずです。 求人では月収50 ... 続きを見る
参考軽貨物ドライバーの年収はいくら?収入実態と稼ぐコツを現役解説
軽貨物の月収と手取りの違い
軽貨物で一番誤解されやすいのが、月収と手取りの違いです。
求人広告で月収50万円可能と書かれている場合、その多くは経費を引く前の売上を指していることがあります。
業務委託の場合、会社員の給与とは違い、売上から必要経費、税金、社会保険料を自分で差し引いて考える必要があります。
会社員であれば、給料から社会保険料や所得税などが差し引かれたあとに手取りが振り込まれます。
しかし、軽貨物の業務委託では、委託会社から振り込まれる報酬がそのまま生活費になるわけではありません。
振り込まれたお金の中から、翌月のガソリン代、車両費、保険料、メンテナンス費、税金の支払い分を自分で残しておく必要があります。
ここを理解しないまま使ってしまうと、確定申告や税金の支払い時期に一気に苦しくなります。
軽貨物の手取りの考え方
手取り=売上−経費−税金−社会保険料
売上が高くても、車両リース代や燃料費、保険料、手数料が大きければ、手元に残るお金は少なくなります。
月収を見るときは、必ず売上、経費、所得、手取りの4つに分けて考えましょう。
たとえば宅配(個建て)の場合、1個180円の荷物を1日100個配達し、月22日稼働すると、月売上は396,000円です。
ここからガソリン代、車両費、保険料、通信費、委託手数料、税金などを引くと、手取りはおおよそ19万〜29万円前後になることがあります。
一方、企業配(固定報酬)の場合は、件数ではなく固定の日額・月額で報酬が決まるため計算式が異なります。
私(ケン)の第二委託先の例では、月売上30〜37万円・経費約5万円で手取り25〜32万円前後に落ち着きます。
件数は1日4〜5件と少ないですが、固定報酬と低経費の組み合わせで手取り効率は高くなります。
月収表示で確認したい項目
・表示されている月収は売上なのか手取りなのか
・委託手数料やロイヤリティはいくらか
・車両リース代は月額いくらか
・ガソリン代や高速代は自己負担か
・保険料や貨物保険は別途必要か
・税金や国民健康保険の支払いを考慮しているか
| 月売上 | 経費が少ない場合 | 経費が多い場合 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 400,000円 | 手取り約280,000円前後 | 手取り約190,000円前後 | 同じ売上でも差が出る |
| 500,000円 | 手取り約360,000円前後 | 手取り約250,000円前後 | 契約条件が重要 |
| 600,000円 | 手取り約450,000円前後 | 手取り約320,000円前後 | 経費率で生活感が変わる |
注意点
軽貨物では、売上50万円と手取り50万円はまったく別物です。
契約前には、報酬が売上表示なのか、経費を差し引いた手取り目安なのかを必ず確認してください。
特に未経験者向けの求人では、良い数字だけが強調されていることもあるため、実際に何が引かれるのかまで聞いておくと安心です。
軽貨物の企業配はいくら稼げる?月収21〜37万円のリアル

ここからは、私(ケン)が実際に経験した企業配2社の実数値をもとに、企業配でいくら稼げるのかを具体的に解説します。
業界相場では月25〜40万円が中心と言われますが、同じ「企業配」でも委託先によって月収・稼働時間・時給が大きく異なる現実をお伝えします。
企業配の業界相場
企業配(ルート配送・BtoB配送)は、企業や店舗、工場、病院、事務所、倉庫などへ荷物を届ける仕事です。
個人宅ではなく法人を相手にするため、不在や再配達がほぼ発生せず、ルートが固定されやすいのが特徴です。
報酬体系は、宅配のような個建て(1個いくら)ではなく、日額固定または月額固定の契約が一般的です。
日当の相場は1日12,000円〜20,000円前後で、高単価の定期便では1日20,000円を超える案件もあります。
月22日稼働で日当15,000円なら月売上330,000円、日当18,000円なら月売上396,000円が目安です。
| 日当 | 月22日稼働 | 月26日稼働 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 13,000円 | 286,000円 | 338,000円 | 安定重視の案件に多い |
| 15,000円 | 330,000円 | 390,000円 | 一般的な定期便の目安 |
| 18,000円 | 396,000円 | 468,000円 | 条件次第で狙いたい水準 |
| 22,000円 | 484,000円 | 572,000円 | 高単価だが条件確認が必要 |
企業配は宅配と違って、配達個数で売上が大きく跳ねることはありません。
そのかわり、毎月の収入が読みやすく、生活設計がしやすいのが強みです。
ただし、委託先選びを間違えると同じ企業配でも手取りが大きく変わるため、ここからは私の実体験で具体的にお伝えします。
ケンの企業配・第一委託先(低待遇期)の実数値
飲食店経営20年から軽貨物に転身した直後、私が最初に契約したのが第一委託先でした。
「企業配は固定報酬で安定」という言葉を信じ、契約書の細部を十分に確認しないまま署名したのが失敗の始まりです。
第一委託先の実数値(ケンの体験)
・月売上:21〜28万円
・1日の稼働時間:8〜10時間
・1日の配送件数:40〜60件
・月の経費:約7万円(燃料・保険・車両維持費等)
・登録料:15万円(毎月1万円ずつ天引き)
・手取り:約14〜21万円
・時給換算:約1,050〜1,400円
稼働時間に対して報酬が見合わず、登録料の天引きで実質手取りはさらに目減りしました。
1日8〜10時間拘束されて手取り14〜21万円、時給換算で1,050〜1,400円。
「企業配=固定報酬で安定」という一般的なイメージとは裏腹に、契約条件次第ではアルバイト並みの時給になることを身をもって体験しました。
登録料15万円は毎月1万円ずつ報酬から自動的に差し引かれ、1年後に別の委託先への移籍を決めた際には、残り3万円分が最終月に一気に天引きされました。
あとから他社を調べると、登録料が一切ない委託会社はたくさんあったのです。
ケンの企業配・第二委託先(移籍後)の実数値
第一委託先での失敗を踏まえ、契約条件を精査して移籍したのが第二委託先です。
業界の知人から紹介を受け、契約書を細部まで確認したうえで契約しました。
【第二委託先の実数値(ケンの体験)】
・月売上:30〜37万円
・1日の稼働時間:6〜7時間
・1日の訪問先:4〜5件
・登録料:なし
・単価:日額+4,000円アップ(月20稼働で約8万円増)
・帰宅時刻:16時
・走行距離:1日約20km短縮
・時給換算:約1,900〜2,500円
同じ「企業配」というカテゴリーの中で、第一委託先と比べて月収で+9万円、時給で約2倍の差が生まれました。
稼働時間が短く件数も少ないにもかかわらず、手取りも時給も大幅に改善しています。
これが「軽貨物の企業配はいくら稼げるか」という問いに対する、私自身の最もリアルな答えです。
第一委託先と第二委託先の比較
同じ業態でこれだけの差が出る理由を、横並びの表で整理しておきます。
| 項目 | 第一委託先(低待遇期) | 第二委託先(移籍後) |
|---|---|---|
| 月売上 | 21〜28万円 | 30〜37万円 |
| 稼働時間/日 | 8〜10時間 | 6〜7時間 |
| 件数/日 | 40〜60件 | 4〜5件 |
| 月経費 | 約7万円 | 約5万円 |
| 登録料 | 15万円(天引き) | なし |
| 手取り | 14〜21万円 | 25〜32万円 |
| 時給換算 | 1,050〜1,400円 | 1,900〜2,500円 |
注目してほしいのは、「件数を減らして時給を上げた」という点です。
第一委託先では小口荷物を多数の事業所に配るルートで、移動と積み下ろしの繰り返しに時間を取られていました。
第二委託先は1日4〜5件の大口納品で、1件あたりの拘束時間は長くても、移動の無駄が少なく実質稼働が短く済みます。
企業配で稼ぐコツは、件数の多寡ではなく、1日の拘束時間と固定報酬のバランスを見ることです。 ※本記事はプロモーションを含んでいます。 「軽貨物の業務委託を始めたいけど、どの会社を選べばいいのか分からない」「赤帽・ロジクエスト・Amazon Flexなど、名前は聞いたことがあるけど違いが分から ... 続きを見る
契約前に「日当」「拘束時間」「件数」「経費負担範囲」「登録料の有無」をセットで確認できれば、私のような失敗は防げます。
委託先の見極め方については、軽貨物業務委託の委託会社おすすめ6社徹底比較もあわせてご覧ください。
参考軽貨物業務委託の委託会社おすすめ6社徹底比較|失敗しない選び方
企業配の1日のリアル|ケンの2社の働き方を時系列で公開

企業配で「いくら稼げるか」を知るには、月収の数字だけでなく、1日の拘束時間と仕事の流れを見ることが欠かせません。
ここでは私(ケン)が経験した第一委託先と第二委託先の1日の流れを、時系列で具体的に紹介します。
これから企業配を検討している方が「自分の生活と両立できるか」を判断する材料にしてください。
第一委託先の1日
第一委託先は、複数の事業所や店舗を1日40〜60件回るルート配送でした。
小口荷物を多数の納品先に届けるため、移動と積み下ろしの繰り返しが1日中続くのが特徴です。
第一委託先の1日のスケジュール例
・7:30 営業所到着、午前分の荷物積み込み(約1時間半)
・9:00 1件目の納品先へ出発
・9:00〜12:00 午前ルート(25〜35件)
・12:00〜14:00 昼休憩(休憩は長い)
・14:00 営業所到着、午後分の荷物積み込み(約1時間)
・15:00〜18:00 午後ルート(20〜30件)
・配送完了後直帰
実働時間:8〜10時間
1件あたりの納品時間は短いものの、件数が多いぶん移動・駐車・積み下ろし・伝票処理の繰り返しで時間が削られていきます。
特に都市部のルートでは、駐車場所の確保に毎回2〜3分かかり、それが40件積み重なると1日のうち多くの時間が駐車関連で消えます。
体力的には階段の上り下りや小口荷物の出し入れが繰り返されるため、慢性的な疲労が溜まりやすい働き方でした。
精神面でも「次の納品先の時間に間に合うか」というプレッシャーが常にあり、件数が多い日のルート決めはかなり神経を使いました。
第二委託先の1日
第二委託先は、1日4〜5件の納品先を回るルートに変わりました。
午前に2~3件、午後に1~2件で、1件だけ荷量は多いものの、他はそれほどでもなく、拘束時間は7時間くらいですが休憩が2時間近く有ります。
移動が少なく、結果的に実働時間が大幅に短縮されました。
第二委託先の1日のスケジュール例
・9:30 営業所到着、午前分の荷物積み込み(約30分)
・10:00 1件目の納品先へ出発
・10:00〜11:30 午前ルート(2〜3件)
・11:30〜13:30 昼休憩(2時間くらいの時もある)
・13:30〜15:30 午後ルート(1~2件、1か所だけ90分前後)
・配送完了後直帰
実働時間:6〜7時間
1件だけ付帯業務があるため90分前後かかりますが、その他は10分もかからない程度で終わります。
移動回数が圧倒的に少ないため、1日の総拘束時間は3〜4時間短縮されました。
夕方には自宅に戻れるため、副業の時間も更に確保できるようになりました。
フードデリバリーをやってもいいのですが、今はブログなどの資産を構築する時間に充てているので、収入の柱を増やす活動がしやすくなりました。
軽貨物は走った分だけ収入が入る労働型の働き方ですが、それと並行して「走らなくても入る仕組み(ブログ・YouTube・SNSなどのストック型)」と「お金に働いてもらう仕組み(新NISAを使ったインデックスの長期積立など投資型)」を育てておくと、年齢を重ねたあとの選択肢が大きく変わります。 こんにちは、軽貨物ノート運営者のケンです。 軽貨物の副業に興味がある方の多くは、本当に稼げるのか、月収や手取りはどれくらい残るのか、土日のみや平日夜でもできるのかといった不安を抱えているはずです。 さ ... 続きを見る
複数の収入の柱の作り方は軽貨物の副業ガイド|3本柱と新NISA活用法で詳しく解説しています。
参考軽貨物の副業は稼げる?収入・始め方・税金まで現役ドライバーが解説
2社の1日比較で見える企業配の本質
| 項目 | 第一委託先 | 第二委託先 |
|---|---|---|
| 営業所到着時間 | 7:30 | 9:30 |
| 退勤時刻 | 17:30 | 16:00 |
| 昼休憩 | 120分 | 100分 |
| 件数/日 | 40〜60件 | 4〜5件 |
| 1件あたり | 5〜10分 | 5〜10分(1件だけ90分程度) |
| 月収 | 21〜28万円 | 30〜37万円 |
| 疲労感 | 慢性的に高い | 翌日に残らない |
同じ「企業配」でも、件数の多いと、件数の少ないでは、1日の体感がまったく違います。
そして月収も時給も、後者のほうが高いという結果が出ています。
企業配を検討するときは、月収だけでなく「1日の流れ」「件数」「拘束時間」をセットで聞くことが、後悔しない選択につながります。
企業配で稼ぐ人と稼げない人の決定的な違い

企業配は、宅配のように「件数を増やせば収入が伸びる」働き方ではありません。
固定報酬の世界では、委託先選びと契約条件の見極めがほぼすべてです。
ここでは、私の2社経験と業界で見聞きした事例から、企業配で稼ぐ人と稼げない人の違いを整理します。
違い1|委託先を比較する vs 求人広告だけで決める
稼げない人の典型は、最初に目にした求人広告の月収だけで委託先を決めてしまうパターンです。
私自身が第一委託先で15万円の登録料を払う羽目になったのも、「企業配なら安定」という業界全体のイメージだけで判断し、複数社の比較をしなかったからです。
稼げる人は、必ず最低3社以上を比較します。
日当、拘束時間、件数、経費負担、登録料の有無、契約解除条件をセットで聞き取り、横並びで判断します。
比較するからこそ、相場感が身につき、悪条件を見抜けるようになります。
違い2|時給換算で判断する vs 月収だけで判断する
これは企業配で最も重要な判断軸です。
月収28万円・1日10時間×22日稼働なら時給は約1,272円ですが、月収32万円・1日6時間×22日稼働なら時給は約2,424円です。
月収では4万円差ですが、時給では約2倍の差になります。
稼げない人は「月収◯万円」という見出しの数字に目を奪われ、稼働時間を聞き忘れます。
稼げる人は契約前に必ず「1日の拘束時間は何時間か」「実働時間は何時間か」を確認し、自分で時給換算してから判断します。
時給換算の計算式
時給換算 = (月手取り) ÷ (1日の実働時間 × 月稼働日数)
例:月手取り28万円・1日8時間×22日 → 時給1,591円
例:月手取り28万円・1日6時間×22日 → 時給2,121円
同じ手取りでも、稼働時間で時給は大きく変わります。
違い3|契約書を読み込む vs 口頭説明だけで信じる
稼げない人は、口頭での好条件説明を信じて契約書をろくに読まずにサインします。
私もこのパターンで15万円の登録料をこんなものかと軽く流して契約しました。
稼げる人は、契約書の以下の項目を必ず一字一句確認します。
- 登録料・加盟金・保証金の有無と金額
- 違約金・契約解除時のペナルティ
- 報酬の支払いサイト(締め日と支払日)
- 経費負担の範囲(車両・燃料・保険)
- 事故時の自己負担と保険適用範囲
- 荷物量や日数の最低保証
口頭説明と契約書に齟齬がある場合は、契約書の文言が優先されます。 こんにちは、軽貨物ノート運営者のケンです。 「軽貨物 ピンハネ」と検索された方は、今の委託会社で引かれているロイヤリティや手数料が本当に適正なのか、これから契約しようとしている会社が安全なのか、不安を ... 続きを見る
「言った言わない」を避けるためにも、書面で確認する習慣が稼げる人と稼げない人を分けます。
ピンハネや手数料の罠について詳しくは、軽貨物のピンハネ実態と回避法|登録料・手数料の罠もご確認ください。
参考軽貨物のピンハネ実態と回避法|登録料・手数料の罠
違い4|移籍を選択肢に持つ vs 我慢して続ける
稼げない人は、最初の委託先が悪条件でも「契約したから仕方ない」「移籍は失礼」と考え、低待遇のまま何年も続けてしまいます。
稼げる人は、半年〜1年単位で契約条件を見直し、より良い条件があれば移籍を前向きに検討します。
私自身、第一委託先から第二委託先への移籍で月収+9万円、時給約2倍を実現しました。
1年単位で見れば手取りで100万円以上、時給ベースでは生涯収入で大きな差になります。
業務委託は雇用契約ではないため、契約期間の縛りさえクリアすれば移籍は正当な選択肢です。
違い5|荷主との関係を築く vs 言われた仕事だけこなす
企業配は法人相手の仕事のため、荷主担当者との信頼関係が次の案件や条件改善につながります。
稼げる人は、納品時の挨拶、伝票処理の正確さ、時間厳守、丁寧な荷扱いを徹底します。
こうした基本動作の積み重ねが、繁忙期の優遇や追加案件の紹介につながります。
稼げない人は「言われた仕事だけ最低限こなす」スタンスで、信頼の蓄積がありません。
結果として契約更新時に条件改善の交渉力もなく、低待遇のまま据え置かれてしまいます。
稼げない側に陥らないための具体的な行動ステップは、軽貨物で稼げない人と稼げる人の違い7選でも詳しく解説しています。 こんにちは、軽貨物ノート運営者のケンです。 「軽貨物は本当に稼げるのか」「自分は稼げない側なのか」と検索された方は、開業前の不安や、稼働中の収入への疑問を抱えているのではないでしょうか。 この記事は、 ... 続きを見る
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企業配のメリット・デメリット|宅配との比較で見えるリアル

企業配を選ぶか宅配を選ぶかは、それぞれの強みと弱みを理解したうえで判断する必要があります。
ここでは、ケンの実体験と業界で見聞きした事例をもとに、企業配のメリット5つとデメリット5つを整理します。
企業配のメリット5つ
メリット1|収入が安定しやすい
固定報酬または日当制が中心のため、繁閑期の影響を受けにくく、毎月の手取りが読めます。
住宅ローンや家賃のある方、家族を養っている方にとっては、生活設計しやすい強みです。
私の第二委託先でも、月によるブレは±2万円程度に収まっています。
メリット2|稼働時間が読める
ルートが固定されているため、1日の終了時刻が予測できます。
家族との時間、副業、勉強の時間を確保しやすく、長期的なキャリア設計につながります。
宅配のように「不在再配達で19時まで終わらない」といった事態はほぼありません。
メリット3|不在・再配達がない
営業時間内に納品先が必ず開いているため、不在票を書いて再配達する手間がありません。
宅配ドライバーが最もストレスを感じる「不在対応」がゼロなのは、精神的に大きなメリットです。
メリット4|繁閑差が小さい
宅配は11〜1月の繁忙期と4〜5月の閑散期で売上が大きく変動しますが、企業配は年間を通じて安定しています。
セール期や年末年始の急激な負荷増加もないため、長期で続けやすい働き方です。
メリット5|体力配分しやすい
件数が少ない案件なら、1件あたりに時間をかけて丁寧に作業できます。
年齢を重ねても続けやすく、40〜50代から始める方にも向いています。
飲食店経営20年から転身した私自身、体力的には宅配より企業配のほうが続けやすいと実感しています。
企業配のデメリット5つ
デメリット1|収入の上限が低い
固定報酬のため、宅配のように「件数を増やして月50万円超」といった伸ばし方はできません。
月収の上限はおおむね35〜40万円が天井で、それ以上は別案件との組み合わせや直接契約が必要になります。
収入の青天井を狙いたい方には不向きです。
デメリット2|重量物で腰・膝に負担
法人向けは大ロット・重量物の納品があり、場所によって積み下ろしの負担は宅配より重いです。
腰痛や膝痛のある方は、業態によっては続けるのが難しい場合があります。
契約前に荷物の種類と重量帯を必ず確認してください。
デメリット3|ルートが単調で飽きやすい
毎日同じ納品先を回るため、刺激や変化を求める方には退屈に感じられます。
配達エリアの新規開拓もないため、「同じ仕事を黙々と続ける」働き方が向かない方には合いません。
デメリット4|荷主との関係構築が必要
法人相手のため、納品先の担当者との関係づくりが収入の安定に直結します。
人付き合いが苦手な方には負担に感じられる場面もあります。
ただし、宅配の不在対応や個人宅クレームに比べれば、関係構築の難易度は低いと感じています。
デメリット5|委託先次第で待遇差が大きい
私の経験のように、同じ企業配でも委託先によって月収21〜37万円・時給1,050〜2,500円と倍近い差が出ます。
契約条件を見極められない人は、低待遇のまま長期間固定されるリスクがあります。
最大のデメリットは「委託先選びを間違えると取り返しがつかない」点です。
メリット・デメリットのまとめ
| 項目 | 企業配 | 宅配(個建て) |
|---|---|---|
| 収入の安定性 | ◎ 高い | △ 繁閑差大 |
| 収入の上限 | △ 35〜40万円 | ◎ 50万円超可 |
| 稼働時間の予測 | ◎ 読める | △ 不在で延びる |
| 体力負荷の種類 | 重量物あり | 件数・階段 |
| 初心者の入りやすさ | △ 委託先次第 | ○ 件数で慣れる |
| 長期継続のしやすさ | ◎ 高い | ○ 体力次第 |
企業配は「上限の高さ」より「安定と時給効率」を重視する方に向いた働き方です。
私自身、飲食店経営から転身して2社の企業配を経験した結論として、長期で続けるなら企業配、短期で稼ぎ切るなら宅配という棲み分けが現実的だと感じています。
次の章では、具体的にどんな人が企業配に向いているのかを整理します。
企業配が向いている人・向いていない人

企業配は誰にでも合う働き方ではありません。
ここまでの収入実態と1日の流れを踏まえて、向いている人と向いていない人の特徴を整理します。
自分のライフスタイルや価値観と照らし合わせながら、判断材料にしてください。
企業配が向いている人
企業配が向いている人の特徴
・毎月の収入が読める安定志向の方
・40〜50代からの脱サラ・セカンドキャリア志望の方
・家族との時間や家庭との両立を重視したい方
・長距離運転や同じルートを繰り返す作業が苦にならない方
・荷主との関係構築を地道に続けられる方
・短時間稼働で時給効率を上げたい方
特に、ローンや子育てで毎月の固定支出が大きい方には、宅配より企業配のほうが生活設計しやすい働き方です。
企業配が向いていない人
企業配が向いていない人の特徴
・月収50万円以上の上限を狙いたい方
・単調な作業が苦手で刺激や変化を求める方
・腰痛・膝痛があり重量物の扱いが難しい方
・人付き合いが極端に苦手で挨拶や雑談も避けたい方
・短期間でまとまった現金を稼ぎ切りたい方
収入の青天井を狙いたい方は、件数で売上が伸ばせる宅配(個建て)やスポット便のほうが向いています。
ただし、宅配は不在対応や繁閑差のリスクが大きいため、安定志向の方には企業配を強くおすすめします。
企業配 vs 宅配 判断フロー
どちらを選ぶべきか?簡易判断フロー
Q1. 月の収入が±2万円程度のブレで安定していてほしい?
YES → 企業配
NO → 宅配・スポット便
Q2. 1日の終了時刻が読める働き方が良い?
YES → 企業配
NO → どちらでも可
Q3. 月収40万円以上を狙いたい?
YES → 宅配 or 企業配+副業
NO → 企業配単独で十分
Q4. 重量物の積み下ろしに体力的な不安はある?
YES → 件数の少ない大口企業配 or 軽量荷物の宅配
NO → どちらでも可
企業配の委託先選び5つのチェックポイント

ここからは、私の失敗から得た「委託先選びで絶対に確認すべき5項目」をお伝えします。
このチェックを契約前に行えば、第一委託先で私が陥った15万円の登録料地獄は回避できます。
チェック1|登録料・保証金の有無(最重要)
登録料・加盟金・保証金を求める委託先は、最初から候補から外すことを強くおすすめします。
私が支払った15万円は毎月1万円ずつ天引きされ、移籍時に残額が一括徴収されました。
業界には登録料ゼロの委託先がたくさんあり、わざわざ高額を払う必要はありません。
チェック2|時給換算でのチェック(拘束時間と月収のバランス)
月収だけを聞いても判断できません。
必ず「1日の拘束時間」「実働時間」「月稼働日数」を聞き出し、自分で時給換算してください。
時給1,500円を下回る案件は、長期で続けるとモチベーションが続きません。
チェック3|1日の訪問先数と荷量
件数が多い小口ルートと、件数が少ない大口ルートでは、同じ月収でも体感がまったく違います。
件数だけでなく、1件あたりの荷量・重量・滞在時間まで聞き取りましょう。
「1日40件」と聞いても、軽量小口と重量大口では負荷が3〜5倍違います。
チェック4|経費負担の範囲
車両・燃料・任意保険・貨物保険・駐車場代・通信費を、誰がどこまで負担するのかを契約前に明確にしてください。
リース車両を委託先から借りる場合は、月額リース料が高すぎないかも要確認です。
経費負担が大きい契約は、月収が見かけ上高くても手取りは大きく目減りします。
チェック5|違約金・契約解除条件
契約期間の縛り、途中解除時の違約金、契約終了時の精算条件を必ず書面で確認してください。
「半年以内の解除で違約金30万円」のような条件があると、悪条件でも辞められなくなります。
契約前に必ず質問したい9項目
1. 報酬は日当か月額か、税込みか税抜きか
2. 委託手数料は何%か
3. 車両リース代の月額と総支払額
4. 登録料・加盟金・保証金の有無
5. 違約金・途中解約のペナルティ
6. 荷物量・件数の最低保証
7. 事故時の自己負担範囲
8. 報酬の締め日と支払日
9. 罰金・ペナルティの発動条件
具体的な委託先の比較は、軽貨物業務委託の委託会社おすすめ6社徹底比較で横並びの一覧を掲載しています。 ※本記事はプロモーションを含んでいます。 「軽貨物の業務委託を始めたいけど、どの会社を選べばいいのか分からない」「赤帽・ロジクエスト・Amazon Flexなど、名前は聞いたことがあるけど違いが分から ... 続きを見る こんにちは、軽貨物ノート運営者のケンです。 「軽貨物 ピンハネ」と検索された方は、今の委託会社で引かれているロイヤリティや手数料が本当に適正なのか、これから契約しようとしている会社が安全なのか、不安を ... 続きを見る
登録料・手数料の罠について深掘りしたい方は、軽貨物のピンハネ実態と回避法|登録料・手数料の罠もあわせてご確認ください。
参考軽貨物業務委託の委託会社おすすめ6社徹底比較|失敗しない選び方
参考軽貨物のピンハネ実態と回避法|登録料・手数料の罠
ケンの企業配・移籍ストーリー|21万円から37万円へ

第一委託先の最低時と第二委託先の最高時の比較
最後に、私自身の企業配2社の移籍ストーリーを時系列でお伝えします。
これから企業配を始める方、すでに低待遇に苦しんでいる方の参考になれば幸いです。
飲食店経営20年からの転身
私は20年続けた飲食店経営を定期賃貸借満了で強制終了し、軽貨物の世界に入りました。
体力的にも将来的にも飲食店の限界を感じ、「個人で完結する仕事」を求めて軽貨物を選んだのです。
当初は「企業配なら固定報酬で安定する」という業界全体のイメージだけで、第一委託先と契約しました。
第一委託先での1年(低待遇期)
第一委託先は月収21〜28万円、1日8〜10時間稼働、件数40〜60件、登録料15万円という条件でした。
案件の選択肢はなく、言われるままサインし、毎月1万円の登録料天引きが続く中、時給換算1,050〜1,400円という現実に直面しました。
「これならフードデリバリーの方がマシだったのでは」と何度も悩みましたが、登録料の残額があるため辞めるに辞められない状況でした。
1年間我慢しながら、ネットで情報を集め、別の委託先の存在を知っていきました。
移籍を決めた瞬間
転機は、第一委託先の労働条件が悪化してきたことです。
これはまずいと思いネットで本格的に調べると、登録料なし・月収30〜37万円・稼働6〜7時間という数字を見て「同じ企業配でこんなに違うのか」と衝撃を受けました。
登録料の残額3万円を最終月に一括徴収される痛みはありましたが、長期で見れば移籍したほうが圧倒的に得だと判断しました。
第二委託先での改善(移籍後)
移籍後の第二委託先では、手取り25〜32万円、時給換算1,900〜2,500円と、第一委託先の約2倍の効率を実現しました。
1日の終了時刻が16時前後になり、ブログ記事執筆などの副業時間も確保できるようになりました。
慢性的な疲労が消え、長期で続けられる手応えを初めて感じた瞬間でした。
2社経験から得た3つの学び
ケンの3つの学び
学び1|「企業配=安定」は半分嘘
同じ企業配でも委託先次第で月収・時給は2倍違う。業態だけで判断せず、契約条件を見ること。
学び2|時給換算が最強の判断軸
月収の数字に騙されず、必ず時給に換算してから判断する。1,500円を下回るなら長続きしない。
学び3|移籍は正当な選択肢
業務委託は雇用契約ではない。悪条件で我慢するより、契約期間が切れたタイミング、または正当な理由(収益の悪化など)を主張して、契約終了期間を待たずに移籍を検討する。
【ケンの追記|2年経って実感した本当の学び】
第一委託先から第二委託先へ移籍して2年が経った今、振り返ってみると、企業配の月収を21万円から37万円へ引き上げたことよりも、空いた時間で「次の収入の柱」を育て始められたことの方が、実は大きな変化でした。
第二委託先で実現した16時帰宅・走行距離約20km短縮は、単に体が楽になっただけでなく、夕方以降の時間をブログ運営や新NISAの勉強に投じる余白を生んでくれました。
軽貨物は労働型の収入なので、走り続けないと収入が止まる構造を持っています。
だからこそ、走らなくても入る仕組み(ストック型)と、お金に働いてもらう仕組み(投資型)を並走で育てておくことが、長期的な生き残り戦略になります。
委託先の見直しは「労働型の柱」を最適化する話に過ぎません。 こんにちは、軽貨物ノート運営者のケンです。 軽貨物の副業に興味がある方の多くは、本当に稼げるのか、月収や手取りはどれくらい残るのか、土日のみや平日夜でもできるのかといった不安を抱えているはずです。 さ ... 続きを見る
本当の意味で生活を変えるのは、その先で「2本目・3本目の柱」を育てるかどうかです。
詳しい設計は軽貨物の副業ガイド|3本柱と新NISA活用法でまとめていますので、移籍後の次のステップを考えている方は必ず目を通してください。
参考軽貨物の副業は稼げる?収入・始め方・税金まで現役ドライバーが解説
関連記事として、軽貨物はやめとけと言われる理由7選|後悔しない始め方と軽貨物で稼げない人と稼げる人の違い7選もあわせて読むと、私の体験談がより立体的に理解できると思います。 こんにちは、軽貨物ノートのケンです。 軽貨物はやめとけといわれて調べている方は、軽貨物ドライバーに興味がある一方で、「本当にやばいのか、稼げないのか、きついのか、始めて後悔しないか」を確認したいのだと ... 続きを見る こんにちは、軽貨物ノート運営者のケンです。 「軽貨物は本当に稼げるのか」「自分は稼げない側なのか」と検索された方は、開業前の不安や、稼働中の収入への疑問を抱えているのではないでしょうか。 この記事は、 ... 続きを見る
参考軽貨物はやめとけと言われる理由7選|後悔しない始め方
参考軽貨物で稼げない人と稼げる人の違い7選|現役ドライバーが解説
軽貨物はいくら稼げる?よくある質問

Q1. 企業配は未経験でも始められますか?
はい、未経験でも始められます。
ただし、宅配と違って「件数で慣れる」働き方ではないため、初期の研修や同行期間がしっかりしている委託先を選ぶことが重要です。
契約前に「未経験者の研修制度はあるか」「同行期間は何日か」を必ず確認してください。
Q2. 企業配と宅配、どちらが稼げますか?
収入の上限は宅配(個建て)の方が高く、月50万円以上も狙えます。
一方、企業配(固定報酬)は月25〜37万円が中心ですが、稼働時間が読めて生活リズムが安定しやすいのが強みです。
私の経験では、第二委託先の企業配で月30〜37万円・稼働6〜7時間という働き方が、時給換算でも生活の質でも最もバランスが良いと感じています。
「上限の高さ」を取るなら宅配、「安定と時給効率」を取るなら企業配がおすすめです。
Q3. 企業配の委託先はどこで探せますか?
主な探し方は3つあります。
①業務委託会社の求人サイト(複数社を横並びで比較できる)
②現役ドライバーからの紹介(実際の働きやすさが事前にわかる)
③軽貨物専門の求人媒体やマッチングサービス(条件を絞りやすい)
私自身、第二委託先はネット検索で見つけました。
紹介ルートは契約条件の信頼性が高く、登録料や違約金のトラブルも起きにくい傾向があります。
Q4. 女性ドライバーでも企業配はできますか?
はい、可能です。
ただし、業態によっては重量物の積み下ろしが多いため、契約前に「1件あたりの荷量・重量帯」を必ず確認してください。
軽量荷物中心のルートや、台車・カートが使える納品先が多い案件なら、女性でも長く続けやすい働き方です。
件数が少なく拘束時間も短い大口ルートは、家庭と両立したい女性にも向いています。
Q5. 企業配の繁忙期はいつですか?
業態によりますが、年間を通じて売上が大きく変動することは少ないです。
あえて挙げるなら、決算期前後の3月・9月、年末年始の12〜1月に荷量が増える業界もあります。
ただし、宅配のような「11月〜1月で売上1.5倍」のような極端な繁閑差はないため、安定志向の方には逆にメリットになります。
軽貨物はいくら稼げるか|まとめ

軽貨物は、業務委託なら月売上30万〜70万円前後、手取りは月20万〜45万円前後が現実的な目安です。
そして企業配(固定報酬)の月収は委託先次第で21〜37万円と倍近い差が出るのが、私の2社経験から得られた最も重要な事実です。
この記事の要点
・軽貨物の月収は売上ベースで30万〜70万円前後が目安
・手取りは経費を引いた月20万〜45万円前後が現実的
・企業配は委託先次第で月収21〜37万円・時給1,050〜2,500円と倍の差
・月収50万円は宅配なら現実的、企業配単独では難しい
・月収100万円は上位層の水準で初心者がすぐ達成できる数字ではない
・委託先選びの5チェック(登録料・時給換算・件数・経費・違約金)が最重要
軽貨物は、稼げる人と稼げない人の差がはっきり出やすい仕事です。
その差は、根性だけで決まるわけではありません。
配達個数、稼働日数、案件単価、経費率、契約条件、健康管理、事故リスクへの備えがすべて関係します。
だからこそ、始める前に数字を分解して考えることがとても大切です。
これから軽貨物を始めるなら、まずは自分が毎月いくら手取りで必要なのかを書き出してみてください。
そのうえで、必要な売上、想定経費、稼働日数、案件単価を逆算すると、現実的な働き方が見えてきます。
軽貨物は、勢いだけで始めるより、数字を見ながら準備した人の方が長く続きやすい仕事です。
開業や黒ナンバー、安全対策については制度変更もあるため、正確な情報は国土交通省や税務署などの公式サイトをご確認ください。
税金、保険、契約に関する最終的な判断は、税理士、社会保険労務士、行政書士、弁護士などの専門家にご相談ください。
数字だけに振り回されず、売上ではなく手取りで考えること。
それが、軽貨物で後悔しないための一番大切な見方です。
焦らず、契約をよく確認し、自分に合う案件から一歩ずつ始めていきましょう。